DIYでリフォームは可能？業者リフォームと自力リフォームのメリット・デメリット

DIYとは？

DIYとは、「Do It Yourself」の頭文字で、いわゆる日曜大工のことです。ホームセンターなどではDIYで使用する道具や材料が多くそろっており、好みの道具と材料で、自分なりの家具などを作れます。

このDIY技術を、ご自宅のリフォームに生かすことも可能です。家具などを作り出すこともDIYですが、壁などの色を塗り替える、壁紙を貼り換えることも、大きくいえばDIYに含まれます。

それでは、DIYの技術で、リフォームなどに活用できることとできないことを確認していきましょう。

DIY技術が活用できるリフォーム

リフォームで活用できるDIYとしては、まず壁紙の貼り替えがあります。ホームセンターなどを探すと、裏面に糊がついている壁紙があり、これを壁面に貼ることで、お部屋の印象を変えられます。

壁紙の貼り替えよりもやや難易度はあがりますが、壁の色の塗り替えも、DIYに含まれる技術でしょう。屋内用の塗料を使いムラなく塗れれば、やはりお部屋の雰囲気を変えられるのです。

ほかにもドアノブを交換することや、フロアマットを部屋のサイズに合わせて切り出し、敷くこともDIYといえます。お部屋のデザインや雰囲気、機能性を変更することはDIYの技術を使えば、個人でも十分可能といえるでしょう。

DIY技術だけでは難しいリフォーム

住宅のリフォームにもさまざまなものがありますが、大がかりなリフォームとなると、DIY技術だけでは対応できなくなります。

たとえば、電気設備や水回りに関するリフォームがあげられるでしょう。水回りといっても、水道の蛇口を取り換える程度であれば、新しい蛇口を購入すればだれでもできます。

しかし、洗面所やバスルームの配置自体を変更する、台所のシステムキッチンを交換するなどといったリフォームになると別です。水道管などの移動や交換が必要となり、素人では手に負えない場合がほとんどとなります。

同様に、電気配線の移動や交換、コンセントの差込口の増設などは、電気工事になりますので、免許なしで行えません。

電気・ガス・水道が絡むようなリフォーム以外にも、お部屋の間取り自体を変更するようなリフォーム、いわゆるリノベーションなども、専門業者の範疇といえるでしょう。

ご自宅の内部をどう変更しようと、それは所有している方の自由です。しかし仕上がりを考えると、素人がDIYの延長で行うには、リスクの高いリフォームといえます。

DIYリフォームのメリットとデメリット

DIYの技術を利用して自力で行うリフォームのメリットは、なんといっても費用を抑えられることでしょう。専門業者にリフォームを依頼すると、リフォームに使用する部材の費用に加え人件費・技術費用などが必要になるため、それなりに費用がかかります。

しかし、自分でできる範囲であれば、必要な費用は材料費のみのため、コスト面では大きなメリットがあるのです。

デメリットはリフォームできる範囲が限られることでしょう。お部屋の雰囲気を変えるようなりフォームであればDIYでも対応できることが多いのですが、生活の中で暮らしていくには不便があるような問題には、対応できないことが多くあります。

漏水の問題や間取りの変更など、規模の大きなリフォームはやはり専門業者にお願いするしかないのが現実です。

専門業者にリフォームを依頼する場合の注意点

専門業者に依頼するメリットは、どういった難しいリフォームでも、専門の知識と技術で対応してもらえることです。ここで気をつけたいのは、リフォーム業者のなかでも、得意分野が偏っている業者もいることです。水回りが得意な業者に、水回りと関係ない間取りの変更をお願いすることは、あまりおすすめできません。

こういったケースでも相手はリフォーム業者であるため、水回りと関係なくても最低限の作業は可能で、生活にも問題はないことでしょう。しかしリフォームの相談をしたときに、得意分野以外の場合提案できるリフォームのパターンが少なくなることはあります。

つまり引き出しが少なく、お客様の最低限の希望は叶えられても、それを超えるような提案ができないこともあるのです。

業者にリフォームを依頼する場合には、まずどのようなリフォームをしたいのかをはっきりさせ、その分野が得意な業者をみつけるようにしましょう。

まとめ