キッチンリフォームで押さえておくべきポイントとは?詳しく解説

キッチンはリフォーム対象として挙がりやすい設備の1つです。料理など普段からよく利用するものであるため、不便を感じてしまうことも少なくありません。せっかくのリフォームで失敗してしまわないように、今回は代表的な4つのポイントについてご紹介します。

現状の不満点を明確にする

最初は問題なく使えていたのに、徐々に現状のキッチンに対して不満が募っていくということは決して少なくありません。リフォームをするからには、これまで抱えていた不満をすべて解消するべきですので、まずはその不満を具体的にすべて洗い出すところから始めましょう。

曖昧な状態ではリフォームでの改善も難しいため、改善につなげられる状態まで具体的にする必要があります。細かい改善点を分類し、一度整理するようにしましょう。

例えば『収納が少ない』や『スペースが狭い』などがよく挙げられる悩みです。食材や調味料、食器などキッチンを使用するうちに使用するものは徐々に増えていきます。当初の収納スペースでは収まりきらなくなってしまうこともあるでしょう。

また、調理スペースの狭さに関する不満も多くの方がもたれるものでしょう。特に家族が増えた場合に調理する量やバリエーションなどが増えるため、これまで以上にスペースを取られるようになってしまいます。そのほかにも『掃除がしにくい』という不満のように、リフォームによってキッチンそのものを新しくしなければ改善できないような悩みもあるでしょう。

問題が具体的であるほど、改善するための行動もより具体的になります。まずは一通り書き出したうえで、重要な部分をピックアップしてみてはいかがでしょうか。

必要な設備を決める

リフォームをする際に、必要な設備とその種類を決めなければなりません。例えばガスコンロですが、近年のオール電化の普及に伴い、IHにする方が増えています。IHの中でもいくつかの種類が存在していますので、その中から最終的に希望のコンロを選択することになります。

また、食洗機に関しても、リフォームのタイミングに合わせて導入を検討するのもいいかもしれません。これまで使用してきたのであればリフォーム後の設置イメージも容易に想像できると思いますが、これまで使っていなかった場合には、サイズ感や給水に関する部分をあらかじめ把握しておくと判断もしやすいでしょう。

設備に関しては、新しいほどいいものにはなりますが、その分だけ費用面の負担が大きくなってしまいます。そのため予算に余裕がない場合、譲れない部分以外に関しては妥協せざるを得なくなります。しかしせっかくリフォームをするからには、理想通りのキッチンになるように、できる限り妥協しないように考えるようにしましょう。

 

キッチンの種類

キッチンにはいくつもの種類があります。それぞれ特徴が異なるので、しっかりと把握することが重要です。

I型

最も一般的なキッチンの形状となります。壁に対して取りつけられており、I型という名称の通り、壁面に対して一直線型の形状をしているキッチンです。

このタイプでは冷蔵庫の位置が重要なポイントとなり、位置次第で使い勝手が変わります。費用面ではリーズナブルですが、元々がI型の場合ではリフォームをしても代わり映えがしない可能性があります。

 

L型

I型のコーナー部分が延長したキッチンです。その名の通りL字型をしており、調理や作業スペースがI型よりも広くなっているのが特徴です。

 

対面型

近年では主流になりつつあるタイプのキッチンです。最大の特徴は、キッチンとダイニングスペースが対面状態になっていることによる、コミュニケーションの取りやすさが挙げられます。なお、I型あるいはL型のキッチンからのリフォームとなると、若干費用がかかってしまいます。

 

アイランド型

海外などではよく見られるタイプのキッチンです。壁に接していないのが特徴で、離れ小島のようにキッチンスペースの中心に存在します。360度囲えるため、調理の動線としては申し分ありませんが、その分設置にはスペースが必要になります。

 

デザインやレイアウトが重要

キッチンのタイプや設備などが決まった後は、レイアウトやデザインを決めます。お好みのデザインがあればその通りにすることも可能であり、好きな色で統一するのもいいでしょう。ただし、あまりにビビッドなカラーではほかの家具とのバランスが取れなくなってしまいますので、その点も考慮したうえで決定するといいのではないでしょうか。

またレイアウトに関しては、動線を意識するようにしましょう。調理をする際に動線が不便になってしまうと作業の無駄が多くなってしまいます。すでに現在のキッチンで動線に関する不満があるのであれば、リフォームの機会に効率的なレイアウトに変更するといいでしょう。

 

まとめ

現状感じている不満を明確にしたうえで、それを解消できる形にリフォームをする必要があります。種類もさまざまであり、レイアウトも重要ですので、じっくりと検討するようにしましょう。有限会社石川建築では現場を知るプロとしてのご提案をしながら、理想とする空間づくりのお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。